私の活動場所 と レジデンスアートについて
日本にいるとき、「アートマネージメント論」という少し謎な授業で(人生哲学論、かアーティスト活動紹介論、という方がしっくりくると思われる)、興味を持って学んだのが、「レジデンスアート施設」について。
なんじゃそりゃ?って思った方に簡単に説明すると、「アーティストが一定期間、そこに住んで、クリエーションを行うための空間」という感じ。
本題に入ると、私の学校は、学校であると同時にダンスカンパニーのためのレジデンス施設としても機能していて、3つあるスタジオのうち、一つのスタジオでは、ほぼ毎日、クリエーションやリハーサルが行われてる。大抵のカンパニーが、1週間ずつ滞在していて、毎週木曜日にそのクリエーションやリハーサルの成果発表をしてくれるの。(ワークインプログレスというみたい)
そのスタジオには照明器具などもついていて、本格的に、舞台、ショーイングとして、市民、一般公開向けの無料で入れる、この街の毎週恒例イベントとなっているよ。「公共のアート」というと、(公共空間に置かれるもの)というイメージが強いけど、こうやって(公共施設で定期的に見に来れるもの)というのもいいよね。実際、毎週木曜にショーイングを見にくるのを楽しみにしている近所の人もいるみたい!
そして、個人的に、この仕組みがありがたいのは、いろんなコンテンポラリーダンス作品が見れること。規模も公演内容も身体性も、十人十色で、サーカスのようなアクロバティックなテクニックの多い作品、声も身体表現として、ダンスとして丁寧にあつかわれた作品、照明に基調がある作品、観客とのセッションがある作品、踊りっぱなしの作品、ストーリー性に重きがおかれた作品、毎週毎週、本当にいろんなカンパニーのいろんな作品を見せていただけるのは、ダンスを実践的に学んでいる私にとっては本当に勉強になる。
見ぱなっしでは、もったいない。。。
こんなにいろんな方向性の作品が生み出されるのは、それぞれのカンパニーが踊る舞台が色々だから。つまり、観客の対象も色々。例えば、劇場の舞台で、ダンスフェスティバルで、子供向けのシアターフェスティバルで、ダンスフィルム(映画)で、ミュージックビデオで、多ジャンルのアーティストとコラボしたアートイベントで、、、本当に様々。
こうやって、ダンサーが色々な形でフランス社会で活躍しているのは、素敵だし、このような環境の仕組みやバックグランドをもっと知って、関わっていけたらいいな、
という妄想。
ということで、今日は長々と読んでくれてありがとう。
では、また!
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